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ぜんそくは子供の病気と思われがちですが、実は成人患者が総数の70%を占めており、40〜50歳になってから発症する人も少なくありません。さらに近年増加傾向にあり、ここ15年の間に患者数が1.7倍も増加し、年間のぜんそく死者は6000人以上と言われています。(データー出典:旧厚生省「患者調査」) ぜんそくの原因の1つと言われるダニや食中毒を起こす細菌類が、住まいを巣にしています。こんなショッキングな調査報告が、旧厚生省『カーペット衛生処理研究班』により発表されました。この調査では、カーペット1m2あたり1万匹を越えるダニが発見された家庭もありました。 またフトンの上げ降ろしや歩行で舞い上がるダニの死がいやフン、小さなチリやホコリ等は1ミクロンの大きさのもので、1メートル落下するのになんと9時間もかかると言われており、これらのハウスダストが、アレルギー性疾患などの原因になっていると言われています。さらに、この調査では、細菌類の繁殖までがわかり、大きな波紋を呼びました。 細菌類は、96%以上の家庭から、食中毒菌といわれる黄色ブドウ球菌、セレウス菌がゴミ1グラム当り100個以上、また約62%の家庭から同じく大腸菌が検出されています。毎日このような環境で生活しているとしたら…お宅は大丈夫ですか?
アレルギー性疾患で悩んでいる人は3人に1人。
(旧厚生省「保健福祉動向調査」)その中でも、ダニやカビなど目に見えないハウスダストが原因の1つとなっています。特に、じゅうたんなどにひそむダニは深刻です。そこで、ダニ対策として毎日のお掃除で、ミクロの汚れも取り除き、空気からクリーンアップしましょう。
一般掃除機の問題点は、ハウスダストに弱いこと。せっかく吸い取ったゴミのうち、微細なチリやホコリは紙・布フィルターを通過し、うしろの排気口から周囲に飛び散っているのです。たとえば、ダニ本体はとらえても、アレルギー疾患の抗原のひとつといわれるダニの糞や脱皮殻は通過してしまうわけです。また、ダニの殺傷用フィルターには農薬と同成分の薬剤が塗布されているものもあり、その再飛散の恐れも考えられます。これでは、部屋の空気の安全は守れません。